2022.09.06.掲載
✔︎オンラインカウンセリングに興味があるけど機械の操作が難しそう!
✔︎オンラインカウンセリングって通信費がかかるんじゃないの?
✔︎インターネットとか詳しくないけどオンラインカウンセリングってできるの?
「自宅から心理カウンセリングができるなら、オンラインカウンセリングも良いかな」そう考えた方がまず心配されるのは、パソコンのセッティングやインターネットの通信料だと思います。
パソコンとかスマホに詳しくないけど大丈夫かな?
インターネットのお金がかかるんじゃないの?
心配しなくても大丈夫です。最近のビデオ通話サービスは、パソコンでも簡単に利用できるようになっていますし、タブレットやスマートフォンはほとんどワンクリックで使用できます。さらに、インターネット通信も無料で使えることが多いです。この記事では、オンラインカウンセリングで使う機械とインターネット通信量についてわかりやすく解説します!記事を読むことで、安心してオンラインカウンセリングを利用していただけるようになります。
当ブログの運営母体はオンラインカウンセリングのオフィスです。臨床心理士・公認心理師の資格を持っているライターが、オンラインカウンセリングについてわかりやすく解説します!
当オフィスは、カウンセリングオフィスが運営しています。詳細はこちらをご覧ください。
オンラインカウンセリングとみんなの心配事
オンラインカウンセリングはオンラインで行うカウンセリング
オンラインカウンセリングは、オンラインでできる心理カウンセリングです。多くの場合、ビデオ通話サービスを利用します。リモート文化の普及に伴い、今ではカウンセリングを利用するにあたって、対面かオンラインか、クライエントが自由に選択できるようになっています。
オンラインカウンセリングについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
オンラインカウンセリングをはじめるときの2つの心配事
オンラインカウンセリングを利用しようとしたとき、多くの方が最初に心配するのは、次の2点です。
- ビデオ通話をするためのパソコンやアプリを操作ができるか
- インターネット通信量がかからないか
この2点については、安心して大丈夫です。
最近のビデオ通話の操作は、とっても簡単です。さらに、パソコンが苦手なら、タブレットやスマートフォンを利用することもできます。
インターネット通信料も、自宅にWi-Fiがあったり、スマートフォンを定額で契約していれば、追加で金額がかかるということはありません。
料金が発生する場合については、後ほど詳細に解説します。
オンラインカウンセリングで使う端末
すでに自宅にある端末で対応できる
オンラインカウンセリングを行うにあたって使用するのは、基本的に次のいずれかです。
- パソコン
- タブレット
- スマートフォン
パソコン・スマートフォン・タブレットのうちひとるも所有していないという人は少ないでしょう。
多くの方が今の環境のままオンラインカウンセリングを利用できます!
パソコン
ビデオ通話を行う際、パソコンであれば、カメラ付きのものが必要です。ノートパソコンでしたら、基本的に画面上部にインカメラと呼ばれるカメラが付いています。
デスクトップを利用している方や、インカメラが付いていないノートパソコンを利用している方は、別にカメラを購入する必要があります。とはいえ、ウェブカメラは、安いものでしたら2,000円弱で購入することができるので、多額の費用がかかるということはありません。
スマートフォン
オンラインカウンセリングは、スマートフォンを使って利用することもできます。スマートフォンは、ほとんどの方が所有していますし、基本的にインカメラも付いています。
しかし、スマートフォンには、画面が小さいのでカウンセラーとの距離を感じやすい点にデメリットがあります。
タブレット
タブレットを使ってオンラインカウンセリングを利用することもできます。タブレットは大きいスマートフォンのようなものなので、操作は簡単です。画面も大きいので、カウンセラーとの距離も近く感じられるでしょう
オンラインカウンセリングにはパソコンかタブレットがおすすめ
オンラインカウンセリングを行うなら、パソコンかタブレットがおすすめです。
オンラインカウンセリングでは、すでにあなたがお持ちの機械を使うことができます。とはいえ、スマートフォンの小さな画面だと、話に入り込みづらいという方も多いので、画面の大きいパソコンやタブレットをお持ちの方は、そちらを利用した方が、より充実した時間を過ごせるかもしれません。
ビデオ通話ができない方
どうしてもビデオ通話ができないという方は、音声通話でカウンセリングを行うこともあります。ビデオ通話サービスを利用できないことをカウンセラーに相談してみましょう。
いろいろなオンラインカウンセリングのツール
ビデオ通話はいろいろなサービスで利用できる
ビデオ通話はいろいろなサービスがあります。特に有名なものは次のサービスです。
- zoom
- LINE
- FaceTime
- Skype
- Googlemeet
それでは、それぞれの詳細について見てみましょう。
zoom
zoomは、リモートワークで有名ですから知っている方も多いのではないでしょうか。パソコンでもスマートフォンでも、アプリをインストールしてアカウントを登録してしまえば、メールで送られてきたURLをクリックするだけで起動できます。
さらに、zoomはアプリのインストールもアカウント登録もしなくても利用できるので、細かな設定は慣れてからでも大丈夫です。
zoomは、基本的にカウンセラーが準備したミーティングルームに入室するかたちでビデオ通話に接続しますので、クライエントは細かな作業をする必要がありません。
LINE
LINEは多くの方が利用しているアプリですので、持っていない人の方が少ないです。LINEでしたら、ビデオ通話もクリックひとつで簡単に利用できます。
実は、LINEはスマートフォンだけでなく、パソコンからも利用できます。LINEでオンラインカウンセリングをしたいけど、画面が小さいのが嫌だという方は、パソコンにLINEをインストールしてビデオ通話につなげることも可能です。スマートフォンのLINEはそのままで、2つの端末から利用できます。
カウンセラー側から発信する場合は、着信に応答すれば良いだけですので、より簡単に接続できます。
FaceTime
FaceTimeは、iphon・iPad・MacBookの純正アプリです。Apple製品同士でしたら、連絡先にアイコンが自動的に作成されています。次の画像のように、アイコンをクリックするだけで簡単にビデオ通話に接続できます。
カウンセラー側から発信する場合は、着信に応答すれば良いだけですので、より簡単に接続できます。
Skype
Skypeは、Word・Excel・PowerPointで有名はマイクロソフト社が提供しているビデオ通話のアプリです。パソコン・スマートフォン・タブレット全ての端末から利用できます。歴史も長い、信用できるアプリです。アプリさえインストールしてしまえば、接続方法は次のように簡単です。
カウンセラー側から発信する場合は、着信に応答するだけで良いので、より簡単に接続できます。
Google meet
Google meetは、Googleが提供しているビデオ通話サービスです。セキュリティが特に充実しているのが特徴です。利用も難しいことはなく、次のように簡単な手続きで利用できます。
Googlemeetの場合は、zoomと同じように、カウンセラーが用意したミーティングルームに入室してビデオ通話を繋ぐことが多いです。そのため、実際は、送られてきたURLをクリックするだけですので、細かな作業は必要ありません。
信頼できるツールが多い!
ビデオ通話は、信用できる会社が提供しているツールがたくさんあります。
それぞれ使いやすさが追求され、基本的に無料で利用できますので、安心できます!
zoomなど一部有料のものもありますが、基本的にはカウンセラー側が有料契約をしますので、クライエントは無料で使えます!
オンラインにはいろいろな種類がある
インターネットに繋ぐ4つの方法
インターネットに繋ぐ方法はいくつかあります。ここでは、インターネットに繋ぐ4つの方法を紹介します。
- スマートフォン
- Wi-Fi
- テザリング
- モバイルルーター
それでは、詳細をみていきましょう。
スマートフォン
私たちの一番身近にあるインターネットに接続できる端末はスマートフォンです。画面は小さいですが、スマートフォンを利用してオンラインカウンセリングを利用できます。
最近はインターネット通信量が無制限であったり、実質無制限と言って良い内容で契約をしている方も多いです。
テザリング
テザリングは、スマートフォンのインターネット通信をパソコンやタブレットで使う方法です。自宅にWi-Fiがなくても、スマートフォンさえ持っていれば良いのです。
日本で一番利用者の多いiphonでは、次のようにインターネット共有画面にすると、パソコンやタブレットに接続することができます。接続はタブレットやパソコンにパスワードを入力するだけなので簡単です。
Wi-Fi
Wi-Fiは自宅でインターネット回線を契約して使用します。ドコモ光・auひかり・SoftBank光などさまざまな種類があります。スマートフォンやタブレット、パソコンにパスワードを入力して接続する、無線のサービスです。
一番回線が安定しています!
モバイルルーター
モバイルルーターとは、自宅やアパートでインターネット契約をしなくても、パソコンやタブレットをインターネットに接続できる端末です。手のひらサイズのルーターで、外に持ち運びもできます。
docomoやau、SoftBankなど大手で契約することもできますし、格安プランを提供している会社もあります。
一番安定しているのはWi-Fiでパソコンに繋ぐ方法
さまざまな方法を紹介してきましたが、一番快適にオンラインカウンセリングを利用できるのは、Wi-Fiでパソコンに繋ぐ方法です。
インターネット通信を利用するビデオ通話ですので、通信の調子が悪い時は、動きがカクカクしたり、音声が途切れることもあります。
こうした通信の乱れによって、カウンセリングへの集中が途切れてしまうこともあります。できるだけ快適で、通信トラブルのない環境を利用したいという方は、自宅のWi-Fiを使うと良いでしょう。
オンラインカウンセリングでかかる料金について
オンラインカウンセリングでは2つの料金がかかる
オンラインカウンセリングでかかる費用は、以下の2つです。
- カウンセリング料金
- 通信量
カウンセリング料金
カウンセリング料金は、多くの相談機関が5,000円から15,000円の範囲で料金設定をしています。なかでも一番多いのが8,000円から10,000円の価格帯です。
あなたが検討している相談機関の相談料が8,000円から10,000円の範囲でしたら、標準的な金額と捉えて良いです!
インターネット通信料
インターネットの通信料が発生する可能性がある
あなたのインターネットの状況は、次のどこかに該当すると思います。
- すでに自宅にWi-Fiがある。
- スマートフォンのデータ容量に余裕がある。
- モバイルルーターを持っている。
- 自宅にWi-Fiが無く、スマートフォンのデータ容量も制限している。
①〜③の人は現在の契約で間に合いますので、別途通信量が発生することはありません。基本的にほとんどの方が、ここに該当すると思います。
もし、④のように、自宅にWi-Fiがなく、スマートフォンの通信も制限している場合は、別途通信量がかかる可能性があります。
通信料の目安を紹介していきます!
スマートフォン
スマートフォンのインターネット通信料は会社によってさまざまですが、工夫すれば3,000円程度で十分な通信環境を整えることができます。
十分な通信料を確保しようとすると、docomoやau、SoftBankといった大手は月額7,000円程度かかります。しかし、楽天モバイルなど格安プランを売りにしている会社なら、月額3,000円程度ですみます。さらに、最近では大手でも格安プランを提供しており、そちらもだいたい3,000円程度です。
Wi-Fi
Wi-Fiも会社によって金額が変わりますが、月額4,000円から6,000円の範囲であることが多いです。もちろんインターネットは使い放題です。SoftBankのような安心できる大手でも4,000円程度で提供していることがあるので、いくつか会社を比較してみると良いでしょう。
Wi-Fiで注意しなくてはならないのは、工事費がかかる可能性があることです。戸建や、インターネット回線が通っていないアパートの場合はWi-Fiを設置するための工事が必要で、15,000円から20,000円程度の出費が発生するかもしれません。
大家さんや前の住人がすでに工事が済ませて、工事費がかからないことも多いです。業者さんや不動産屋さんに確かめてみましょう!
モバイルルーター
モバイルルーターも会社によって金額が変わりますが、月額3,000円から6000円程度のところが多いです。大手は少し金額が上がりがちですが、楽天モバイルなど、今伸び盛りの会社でしたら、3,000円程度で十分なインターネット通信料を確保できます。
おすすめはWi-Fiかスマートフォン
3つのインターネット通信料を解説しましたが、料金と使いやすさを考えると、次の2つの理由から、自宅にWi-Fiを準備するか、スマートフォンのインターネットの契約を変更するのがおすすめです。
- 自宅のWi-Fiは少し値段が高くなってしまうが、安定したインターネット通信を確保できる!
- スマートフォンは、すでに持っている方が多いので、契約を変更するだけで良く、テザリングの機能を使えばモバイルルーターと同じ機能を使える!
テザリングの機能は使えない端末や契約もあるので、一度確認してみましょう。
オンラインカウンセリングで必要なデータ容量
定額じゃないときは容量にきをつけて
オンラインカウンセリングを利用するなら、余裕を持って5〜10ギガ程度のデータ容量を準備すると良いです。
というのも、データ容量の上限が少ないときは、早々に容量の上限に達してビデオ通話ができなくなることがあります。
それぞれのサービスで使うデータ容量
スマートフォンでデータ容量の上限がある契約は、多くの場合、3ギガ7ギガ20ギガあたりを節目にしていることが多いです。
オンラインカウンセリングは50分の枠で行われることが多いため、50分に必要なデータ通信量の目安をまとめました。どれくらいの通話時間でどれくらいのギガを必要とするのか、目安にしてくたさい。
ビデオ通話サービス | 50分に必要なギガ数 |
zoom | 0.8ギガ |
Google meet | 1ギガ |
Skype | 1.5ギガ |
FaceTime | 1.3ギガ |
LINE | 0.3ギガ |
この一覧票は、ライターの経験とインターネット上の情報を参考にまとめたものです。実際は、通信環境なども含めて幾分かの変動はあります。
どれくらいの通信料が必要か
オンラインカウンセリングは週1、隔週、月1の構造が一番多いです。そのため、次の容量を準備することが、オンラインカウンセリングを利用する最低限の目安になりま。
- 週1の場合は4ギガ
- 隔週の場合は2ギガ
- 月1の場合は1ギガ
スマートフォンは単体でも更新のために通信することがありますので、最低限のギガ数にすると間に合わない可能性が高いです。そのため、少し余裕を持ったデータ容量を契約することをおすすめします。
おわりに
この記事では、オンラインカウンセリングを利用したい人に向けて、ビデオ通話を利用するための端末と料金を解説してきました。
記事の内容は次の通りです!
✔︎オンラインカウンセリングは、すでにあなたの持っている端末で利用できます!
✔︎オンラインカウンセリングのビデオ通話は、さまざまなアプリで使えます!
✔︎インターネットに繋ぐ方法は、Wi-Fiやスマホ、テザリングなどいろいろな方法があります!
✔︎オンラインカウンセリングの料金には、カウンセリング料とインターネット通信料の2つがあります!
✔︎スマホやポケットWi-Fiを使う場合、データ容量は最低5〜10ギガあると安心できます!
記事の情報があなたのお役に立つことを願っています!
オンラインカウンセリングを受けたい方へ
当ブログを運営しているカウンセリングオフィスは、臨床心理士・公認心理師によるオンラインカウンセリングを実施しています。詳細はこちらからご覧いただけます。
参考・引用
前田正治・桃井真帆・竹林由武編著(2020).遠隔心理支援スキルガイド-どこへでもつながる援助-誠信書房.
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