初対面から使える!アイスブレイクから学ぶ友達や同僚と仲良くなるための接し方

2021.12.8.掲載

人間関係づくりは苦手。
でも、社会でやっていくためには人と関わらないといけない。
この記事は、そんなあなたの人間関係のづくりのお手伝いをすることを目指して執筆しました。
記事で扱うネタは「アイスブレイク」です。
1本目となるこの記事では、「アイスブレイクってなに?!」という話をします。

まずは結論から

結論:アイスブレイクは関係の扉のノックです

でもって

黒板:とりあえずにこってしとけばOKです!!

それでは、早速内容に入りましょう!

目次

イントロダクション

◇◆◇◆◇

くぬぎ

ねえ藤、私、毎日ストレスなのよ。

やあ、くぬぎ!って、唐突にどうしたの?

くぬぎ

私来月から新しい会社に入社するじゃない?

うん。やりたい仕事ができるって喜んでいたよね!

くぬぎ

そうなんだけどね、今、人間関係づくりでとーっても心配なことがあるの。

人間関係づくりで?

くぬぎ

そう。転職するってことは、知らない人のなかに飛び込むわけじゃん?
ちゃんと新しい会社の人と仲良くなれるか心配なの。先輩たちとうまくお話できるかなーって。

新しい人間関係のなかに飛び込むのって、確かにちょっと不安だよね。
でもさ、そんなに心配しなくても、新しい職場の人たちだって最初は積極的に話しかけてくれるだろうし、なんとかなるんじゃない?

くぬぎ

そうかもしれないけど、心配なものは心配なのよー。
なにか人間関係づくりで役に立ちそうなお話ってないの?

うーん…そうだなあ…
それじゃあ、アイスブレイクのお話をしてみようか!

◇◆◇◆◇

アイスブレイクってなに

アイスブレイクは、僕が調べた限りでは、特に系統的な歴史があるわけではなく、見知らぬ人同士の出会いの場に流れる緊張をほぐすことや、そのために行われる演出を総称している言葉です。

定義も書籍によってニュアンスが微妙に異なりますが、この記事では岐阜大学の今村先生の定義を使わせてもらいます。


アイスブレイクは、見知らぬものどうしの出会いの緊張をほぐす演出法です。

今村光章(2009).アイスブレイク入門-こころをほぐす出会いのレッスン-解放出版社.より引用

例えば、「学校の学級開き」や「会社の新人研修の最初」に、安心できる雰囲気を作って、メンバー同士やりとりがしやすい土壌を作るようなときに使われるます。

具体的には、メンバー同士で「共通点探し」をしてみたり「最近のおもしろ失敗談」について紹介しあったりといったレクリエーションを行います。

それでいうと、合コンの自己紹介もアイスブレイクの一種と考えて良いかもしれませんね!

このように、アイスブレイクはもともと、「集団の緊張をほぐしたい」ときに使われてきました。

◇◆◇◆◇

くぬぎ

ちょっとまって!それじゃあだめじゃん!
私は会社の人と仲良くなるのに役立つ方法が知りたいだけで、「集団の緊張をほぐしたい」わけじゃないよ!

まってまって!
実は、このアイスブレイク、最近は「集団」だけじゃなくて、1対1のやりとりでも注目されているんだよ!

◇◆◇◆◇

1対1の場面でアイスブレイク!?

アイスブレイクは、1対1の場面でもしっかり応用できます!

今回、記事のネタにアイスブレイクを持ってきたきっかけは、YouTubeのビジネス系動画でした。

最近は、ビジネスの場面でお客さんと関係を作るときに、まずはお互いの緊張をほぐして話しやすい雰囲気を作る。

それを「アイスブレイク」といって商談の大事なワンステップって考えている風潮があるようです。

このように、もともとは集団が対象という印象が強かったアイスブレイクですが、そのエッセンスは1対1の場面でも有用だと認められています

◇◆◇◆◇

くぬぎ

職場の人間関係づくりや友達づくりとかでも使えるってこと?

そうだよ!そもそも、人間関係ってうのは、そのひとたちの関わりの歴史だと僕は思うんだ。

黒板

アイスブレイクはその第一歩を支えてくれる強い見方なんだ!

くぬぎ

どういうこと!?

◇◆◇◆◇

私たちは普段たくさんの人と出会っているはずですが、そこから人間関係が展開していく人はごくごく一部ではないでしょうか。

その理由のひとつに、「きっかけがない」ことが挙げられます。

誰かと一緒に関係の歴史を歩むには、例えば家が近いとか、趣味が一緒とか、なにかしらのきっかけが必要になります。

しかし、大人になると近所の人と出会うことはめったにないですし、初対面でいきなり自分の趣味を伝えることもまずないと思います。

だから、そもそも仲良くなるきっかけがないんです!

アイスブレイクは、そのきっかけを演出することを助けてくれます。

少しおしゃれな感じで言い直すと、「アイスブレイクは関係の扉をノックするための方法!」ということができます。

アイスブレイク

アイスブレイクの大切なエッセンス-安心感-

安心感

アイスブレイクの大切な要素のひとつに、安心感があります。

詳細は次回に譲りますが、今回はその点について少し触れたいと思います。

◇◆◇◆◇

くぬぎ

アイスブレイクで関係の扉をノックすることができるのはわかったわ!
でも、具体的にはどうすれば良いの??

具体的なやり方については次の記事にするね!
この記事では、アイスブレイクの大切なエッセンスと誰でもすぐに使える一撃必殺技だけ伝えるよ!

◇◆◇◆

集団で行うアイスブレイクには、いろいろな種類がありますが、多くのアイスブレイクで共通しているエッセンスは、「安心感」だと僕は考えています。

「安心感」が得られると、人はリラックスして相手と関わることができます。

アイスブレイクの種類とエッセンスを少しまとめてみますね。

種類エッセンス
自己紹介相手のことが知れて「安心」する。
じゃんけん列車相手の肩に触れて「安心」する。
誕生日順に並んでもらう誕生日が近い人がいるとわかると「安心」する。
アイスブレイクの種目とエッセンス

こんな感じです。

もちろん1対1の場面でレクリエーションのようなアイスブレイクはできませんが、安心感を与えることはできます。

そのなかでも、特に効果的で、簡単かつ科学的根拠もあるのが「笑顔」です。

笑顔は、敵意のないことを相手に知らせるためのメッセージとして私たちが進化の過程で獲得したスキルのひとつです。

例えば「仕事の面接のとき」「新しい担任の先生と初めてあったとき」「部活で先輩と初めてあったとき」など、あなたも、緊張が高まる場面で笑顔を見せてくれた人に安心感を抱いたことはないでしょうか。

安心できる相手と共に関係の歴史を共有したいと考えるのは、とっても自然なことです。

今度は、逆にあなたが「関係の扉をノックする」の方法として笑顔を使ってみるというのはいかがでしょう。

もしかしたら、大切な友人を得るきっかけになるかもしれません。

◇◆◇◆◇

くぬぎ

笑顔か!それなら練習しなくてもできそう!

うん!とはいえ、笑顔も作りすぎるとそれはそれで疲れるからほどほどにね!

くぬぎ

はーい!

それでは、次回は、より具体的に1対1の場面で使えるアイスブレイクの方法を紹介していきます!

◇◆◇◆◇

To be continued.

参考・引用

今村光章(2009).アイスブレイク入門-こころをほぐす出会いのレッスン-解放出版社.
青木将幸(2013).リラックスと集中を一瞬で作るアイスブレイクベスト50.ほんの森出版.

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

License:臨床心理士/公認心理師
「こころの元気」に役立つ情報発信がテーマのブログです。読者さまがすぐに使える情報を「楽しく」「わかりやすく」「具体的に」お届けできる記事を目指しています!
詳しいプロフィールはこちら

目次