【PREP法】話すのが苦手なあなたへ!結論から話すのはメリットだらけ!プレゼンで活躍する話し方

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2022.03.06掲載
2022.05.08改定

✔︎人前で話すとき、上手に話せている自信がない。

✔︎伝えたいことがなかなか相手に伝わらない。


✔︎自分の話を聞いている人が退屈そうにしている。

仕事をしていると、「人前で話す」機会は嫌でも訪れます。でも、これって実はとっても難しい。。。
なぜなら、基本的に人は興味がない話は右から左に流してしまうからです。

でも、実は、ほんの少しの工夫で、相手を話に引き込みながら、情報を上手に伝える技術があります。その方法とはPREP法。プレゼンスキルの最強テンプレートです。

PREP法は、「結論から話す」ことで聴き手を話に吸い込む魔法のようなテクニックです。
この記事では、PREP法の手順をわかりやすく解説します。記事で学んだテンプレートを覚えるだけで、誰でも簡単に説明上手になることができます!

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ライターは、専門学校や大学の講師としてたくさん話し方を研究してきました。特に、わかりやすい話し方、眠くならない話し方には自信があります。そんなライターの経験も基にしながら、具体的でわかりやすい記事を目指します!

それではさっそくいってみましょう!

目次

PREP法ってなに?

まずは結論からお話します

PREP法は、「情報や提案をわかりやすく、かつ丁寧に相手に伝えることができるテクニック」です。

「まずは結論からお伝えします」というプレゼンターを見たことがある方も多いと思いますが、あの「結論からお伝えする」スマートな技がPREP法です。

報告やプレゼン、会議といった情報発信の機会だけでなく、後輩や部下の指導や、友達に何かを伝える場面など、日常生活のなかでも使える有意義な技です。

PREP法のPREPは、Point(結論)Reason(理由)Example(具体例)Point(結論)の頭文字です。

PREP法を簡単にまとめると、自分が伝えたい情報や提案の「理由」と「具体例」を「結論」でサンドイッチすることでわかりやすくシンプルに相手に伝えることができる方法です!

じゃあ、早速内容を解説してみよう!

PREP法の実用例

コミュニケーション

細かな説明をするよりも、まずPREP法がどのようなものか体験してみましょう!

それでは、「本は読むべき」という意見をPREP法で主張してみます。
あなただったら「本を読むべき」という意見をどうプレゼンするか考えてから見ると、より理解しやすいと思います!

P:Point(結論)

結論からいうと、本は読むべきだよ!

R:Reason(理由)

なんでかっていうと、ボキャブラリーが増えるし、知識も増える、想像力も豊かになるし、良いことばかりなんだ!

E:Example(具体例)

例えば、佐藤くんは読書をはじめてから国語のテストの成績が平均20点上がったみたいだよ!
特に、漢字の読みと、登場人物の気持ちを読み取る力が目に見えて伸びたってさ!

P:Point(結論)

だから本は読むべきなんだよね!

解説

解説

実用例はいかがだったでしょうか。「本を読むべき」という意見について、理由と具体例を順序よく並べることで、説得力がある主張ができているのではないでしょうか。

◇◆◇◆◇

くぬぎ

でも、順序よく説明するだけで、なんでこんなに説得力が出るの?

◇◆◇◆◇

では、次はPREP法がなぜ有効かということについて解説していきたいと思います!

結論から伝えるのってなんで良いの?

【結論から伝えるメリット①】相手を話に引き込める

結論は話のなかで一番インパクトのある情報ですので

結論は〇〇だ!!

そっそうなのか!!

このように、結論を先に言われると、そのインパクトで相手は話に引き込まれます。

【結論から伝えるメリット②】話を聞く態度が明確になる

また、その後に続く理由と具体例について、どのような態度で聞けば良いのかが明確になるので

本は読むべきだよ!!

そっか、後の話は「本は読むべき」という態度で聞けば良いのか

と、一貫した態度で理由と具体例を聞いてくれます

理由と具体例について

「理由」と「具体例」は、自分の主張の根拠を説明するための2つの切り口だと考えると良いでしょう。

理由だけだと理論だけ、つまり、考え方のひとつを伝えるだけで終わってしまいます。
一方、具体例は実際を伝えることができますが、具体例だけですと、理論に欠けてしまいますので、何を主張したいのかが少しボケてしまいます。

ですので、理論と具体例を並べて話してあげることで、バランスの良い主張になります

人の記憶力ではそんなに多くの情報量を溜め込むことはできませんので、資料を使うようなプレゼンでなければ、理由と具体例は1つに絞ると良いと思います。

たくさんの理由と具体例を言葉だけで説明してしまうと

あれ?何の話を聞いていたんだっけ?

となってしまいますので、一番伝えたいことだけを残して、あとは勇気をもって切り捨てて、少数精鋭の情報で説明に臨みましょう!

最後の結論

あれ?最初に結論って伝えてなかったっけ?

となると思います。

最後に結論をもってくるメリットは2つあります。

【最後に結論をもってくるメリット①】話が綺麗にまとまる

ひとつは、最初と同じ結論を最後にもう一度伝えることで、話が綺麗に収まるからです。

収まりが良い!

【最後に結論をもってくるメリット②】大切なことだけちゃんと覚えてもらえる

もうひとつは、基本的に人は最初と最後の話しか覚えていないからです。

理由と説明については

なるほど!

と思ってもらって、その感じだけ覚えていてもらえれば十分です。

こうして最初のインパクトのある「結論」と、最後の「なるほど!」という感じをともなった「結論」の2つが最終的に聞き手に残っているようにすることで、大切なところだけをしっかり聞き手に覚えておいてもらえるので、一番話し手の主張を聞き入れてもらいやすなるのです。

解説のまとめ

結論から伝える2つのメリット

①相手を話に引き込める。

②話を聞く態度が明確になる。

最後に結論をもってくる2つのメリット

①話が綺麗にまとまる。

②大切なことだけちゃんと覚えてもらえる。

どうやって練習すれば良い?

練習

話し方教室にでも通ってないと、なかなか練習っていうのも難しいですよね。

PREP法はマニュアル的なテクニックですので、知識として覚えておくだけで役立つのですが、もし、それでも練習しようと思ったら、最近誰かに何かを伝えようとしてうまくいかなかった場面を思い出してみよう!

そのとき、どう伝えればよかったか、PREP法で振り返ってみると良いと思います。

もしくは、次に友達や上司、後輩や部下に「〇〇について話そう!」というシチュエーションがあるようでしたら、事前にPREP法で説明する台本を作ってみると良いと思います。

難しいことはなにもない技術ですので、2〜3回練習すれば、癖が着くと思いますよ!

おわりに

今回は話し方の技術のなかから「PREP法」に焦点を当てて記事を書きました。

記事のポイントは次の通りです。

①PREP法は結論から話すテクニック。
②結論から伝えることで、相手を話に引き込める。
③結論から伝えることで、相手の話を聞く態度が明確になる。
④結論の後は理由→具体例→結論と続ける。
⑤最後にもう一度結論を持ってくることで、話がまとまる。
⑥最後にもう一度結論を持ってくることで、大事なことだけ覚えておいてもらえる。

◇◆◇◆◇

ぜひ、あなたも実践してみてください!

◇◆◇◆◇

To be continued.

参考・引用

犬塚壮志(2021).あてはめるだけで”すぐ”伝わる 説明組み立て図鑑.SBCreative.

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この記事を書いた人

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