【教え方】後輩・新人・生徒にどう教える?コツが詰まった4つのテンプレートを大紹介!

教える まとめ

2022 .06.05掲載

✔︎一生懸命教えてるのに、後輩がぜんぜん育ってくれない!じれったい!

✔︎自分が話し出すと受講生がびっくりするくらい眠り出す!悲しい!

✔︎教えるのが苦手すぎて、最近後輩の顔をみると胃が痛くなる!

後輩ができたり、社歴が長くなったりすると「教える」機会は嫌でも訪れます。でも、「教える」ってとっても大変!

一生懸命教えているのに、全然伝わらない!理解してくれない!

「上手に教えられるようになりたい」これは、多くの人に共通する願いです。。。

実は、「教える方法」には、いくつかのコツがあります。そして、そのコツを理解していると、びっくりするほど劇的に、「教える」効果が増大します!この記事ではその「教える」コツを4つのテンプレートとして紹介します!記事を読み終えると、あなたの教えるスキルが劇的に向上するスキルを身につけることができます!

Writer

ライターは、大学や専門学校の講師として「教える」仕事に従事してきました。そのなかで、どうすれば眠くならずに話を聞けるか、とってもたくさん研究してきました。おかげで、「わかりやすい」講義には定評があります!そんな自分の経験をもとに、僕なりの「教えるコツ」を記事にまとめていきます!

早速内容を見ていきましょう!

目次

はじめに

この記事の構成

この記事では、「教える」コツを、次の4つのテンプレートで紹介します!

✔︎ふりかえりの型
✔︎因果関係の型
✔︎咀嚼法
✔︎喩えの型

それぞれの項には、テンプレートをより詳細に解説した記事へのリンクも準備しています。興味のある方はそちらもぜひチェックしてみてください!

ふりかえりの型

ふりかえり

ふりかえりの型ってなに!?

ふりかえりの型では、教えるとき、はじめに前回の内容を「ふりかえって」もらうところからはじめます

人に教えた経験がある方はうすうす気づいているかもしれませんが、、、

人は基本的に前に教えたことを覚えていません!

そのため、積み重ねが必要な「教える」作業のときは、前回なにをやったのか、ちゃんと「ふりかえって」もらわないといけません

もちろん、教わる人はそんなことしてくれない。だから、その「ふりかえり」の作業を、教える側がテンプレートでやっちゃいましょう!それが「ふりかえりの型」です!

ふりかえりの型のメリット

「ふりかえりの型」の一番のメリットは、「ちゃんと積み上がる」ことです。教えていて一番徒労を感じるのは、教えた相手のなかに、教えた事が積み重なっていないのを目の当たりにしたときです。

積み木を積んでいたはずなのに、ちょっと間を置いたら積んだはずの一段目がなくなってる。そんな体験をすると、教える側は自信を無くします。

まずは「ふりかえり」から!そんなルーティンを獲得すれば、もうそんなことはなくなります!

ふりかえりの型のコツ

一番簡単なコツは、前回何をやったのか、箇条書きで伝えてあげる方法です!書くのが大変なら、口頭で伝えてあげるだけで充分効果が期待できます。

前回は
✔︎〇〇
✔︎△△
をやったよね。今日はここからやってみよう!

このワンステップを入れるだけで、「教える」ストレス、劇的に改善されます!

詳しくはこちらから!

「ふりかえりの型」については、次の記事でより詳しく解説していますので、そちらをご覧ください!

因果関係の型

因果関係の型ってなに!?

「因果関係の型」では、教えたいことの因果関係を提示します!

もう少し具体的にいうと、今の現状である「結果」を伝えて、その結果に至った「原因」に言及するのです。

特に改善が必要な事柄を指導するようなときに効果的な方法です。そして、「結果」から伝えるということは、「核心」から入るということですから、かなりインパクトのあるテンプレートです!

因果関係の型には、次のような基本ステップがあります。

①結果を伝える
②結果を引き起こした原因の数を伝える
③原因を伝える改善策を伝える
④改善したらどうなるか教える

因果関係の型のメリット

「因果関係の型」一番のメリットは、「筋の通ったわかりやすい指導ができること」です。

特に、相手にとって耳の痛いようなことを伝えなくてはならないときは、教える側が核心を伝えることに対して臆病になってしまい、焦点の定まらない話になってしまいがちです。

しかし、因果関係の型は、その核心から相手に伝えることができますので、必然的に筋の通った話ができます!

因果関係の型のコツ

「因果関係の型」を使いこなすコツは「やわらかな口調で伝える」ことです。

核心を伝えるというのは、受け手にとって大きな衝撃にです。そして、多くの場合「否定された」「責められた」と感じてしまいます。それをきつい口調で言われてしまうと、負担が強くなりすぎます。

もちろん、強い口調で言わなくてはならないときもありますが、基本的にはやわらかい口調で伝えることを心がけると良いでしょう。

言い方ひとつでかなり印象はかわります!

詳しくはこちらから!

「因果関係の型」については、次の記事でより詳しく解説していますので、そちらをご覧ください!他のコツも紹介しています!

咀嚼法

咀嚼

咀嚼法ってなに?

咀嚼法は、はじめて取り組む仕事など、ちょっと身構えてしまうような、難しい事柄を教えるのに役立つテクニックです。

具体的には、難しい専門用語や、馴染みのない言葉をわかりやすく、馴染みのある身近な言葉に置き換えて説明してあげます。この手順が「咀嚼」です!

具体的な手順は次の通りです!

①理解するのが難しい話をそのまま伝える。
②噛み砕いた(咀嚼した)言い方でわかりやすく伝える。
③内容について必要最低限の情報を伝える。
④とりあえずはこの情報で十分であることを伝える。

咀嚼法のメリット

咀嚼法のメリットは、なにより「とっつきやすく」なることです!どんな複雑な仕事も、結局は簡単な仕事の組み合わせであったりします。そして、最初の第一歩を踏み出せてしまえば、あとは着々と進むだけで、案外なんとかなってしまうものです。

一番大変なのが、その第一歩を踏み出すこと。咀嚼法では、「とっつきやすく」することで、その第一歩のハードルをぐっと下げてあげるのです!

咀嚼法のコツ

咀嚼法一番のポイントは小学生でもわかる言葉で説明する!です。

小学生でもわかる言葉ですから、専門用語もなく、複雑な過程も作れません。そうした言葉選びをすることが、そのまま咀嚼の作業になります!

そこまでする!?ってくらい簡単な言葉にしちゃって大丈夫です!

詳しくはこちらから!

「咀嚼法」については、次の記事でより詳しく解説していますので、そちらをご覧ください!

喩えの型

喩え

喩えの型ってなに?

喩えの型は、そのまま説明しても難しいことを、相手が理解しやすい事柄を持ち出して説明する方法です!

「咀嚼法」に似ていますが、咀嚼法はあくまで説明したい内容のなかで話が進みます。一方、「喩えの型」は、同じエッセンスを共有する別の話を持ち出して話を進めます!

具体的な手順は次の通りです!

①まず一度その日伝えたいことを説明する。
②「喩え」に使えそうなセカイを探す。
③そのセカイの言葉に言い換えてもう一度説明する。
④最後に改めてその日に伝えたかったことを確認する。

喩えの型のメリット

「喩えの型」最大のメリットは、教わる人が「未知の事柄に対しても想像できる」ことです。

例えば、最近はメジャーになってきたUber Eatsですが、出始めは全く馴染みのない世界でしたよね。そんな時代に

スマホで予約すると近くの配達員に通知がいって、それが、あれで、こうで・・・・・

と説明してもちょっと伝わりにくい。でも、、、

「出前ってあるじゃない?あれの代行サービスみたいなものだよ!」

と言ってしまえば、一発で相手に伝わります!

細かな違いはおいおい説明して上げれば良いのです!

喩えの型のコツ

喩えのコツは息抜きです!

喩えはアイディアですから、そんなにぽんぽん出てきません。「明日の授業でどんな喩え使おうかな」なんて考えていても、なかなか良い喩えは思いつきません。

そんなときは、コーヒーブレイクしたり、お散歩に行ったり、ちょっとした息抜きをしてみましょう!そうして脳がちょっと「ほっ」としたタイミングに、素敵な喩えは舞い降ります!

詳しくはこちらから!

「喩えの型」については、次の記事でより詳しく解説していますので、そちらをご覧ください!

おわりに

この記事では「教える」方法について、次の4つのコツを解説してきました!

✔︎ふりかえりの型
✔︎因果関係の型
✔︎咀嚼法
✔︎喩えの型

「教える」は、とっても大変な作業ですが、簡単に取り入れられる工夫もたくさんあります!

より詳しい内容を知りたいという型は、各項の最後にあるリンクに飛んでみてください!

みなさまのお役に立てると幸いです!

参考・引用

犬塚壮志(2021).あてはめるだけで”すぐ”伝わる 説明組み立て図鑑.SBCreative.

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

License:臨床心理士/公認心理師
「こころの元気」に役立つ情報発信がテーマのブログです。読者さまがすぐに使える情報を「楽しく」「わかりやすく」「具体的に」お届けできる記事を目指しています!
詳しいプロフィールはこちら

コメント

コメントする

目次